<東京から札幌へ>
私にとって転勤はさほど驚きでもなければ、立ち止まって思い切った決断を迫られるわけでもなく、独り身である私にとっては振り返ることもさほどない。こういう人間は会社にとって好都合で、第一に定期的な人事異動の際の一つのコマにされる。
時に現在はコロナ禍であり、かつ東京では5000人を超える新規感染者が毎日のように出ている。よって休日はほとんどと言っていいほど外出をしない。スーパーに食料品を買いに行く程度である。そうすると、ここが東京であろうが沖縄であろうが、札幌であろうがもはや関係なくなるのである。
唯一の気がかりは実家で一人暮らしをしている母親のことぐらいだ。しかし、すでに関西から遠く離れた東京で6年を経過していることと、正直東京から関西と札幌から関西は帰省時間はほぼ変わらない(新幹線と飛行機)。
今まで会社に命じられた転勤は4回ほどになる。どの道、MAXでも49歳12月と想定しているこの会社員生活。残り4年と少しなのだー
転勤を命ずる会社に少しの理不尽さは感じるものの、それは会社と契約し、合意の元での転勤となり、そこに不満を感じることはほとんどなかった。
今年の12月を終えた段階で、セミリタイアへ踏み切る可能性をいろいろ考えて、シュミレートを重ねてきた。たぶん余裕をもってもいけるだろうなという確信もあった。それでも会社員生活の最後に何か頑張った足跡だけは残したいと思う。
それは会社に対してではなく、その後訪れる「セミリタイア生活」とその後の私の人生のためにも、そうすることが必然だと今改めて思う。
さあ、引越しの準備をしようー