50歳までにセミリタイアときどきソロキャンプ

私は現在45歳で、49歳12月までにサイドFIREをめざしています。

「深夜特急に思う」海外バッグパッカーの旅について④スイス編

 

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サンモリッツからツェルマットへ

 もう何年前になるでしょうか。私が19歳の時この本にあこがれてヨーロッパやアジアをバッグパック1つ背負って旅をしていました。25年たった今も強烈に記憶の断片に残り続ける、私の一生において欠かすことのできない旅の数々です。

 

「インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行ってみたい――。ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは、「大小(タイスウ)」というサイコロ博奕に魅せられ、あわや……。一年以上にわたるユーラシア放浪の旅が今、幕を開けた。いざ、遠路二万キロ彼方のロンドンへ!」

 沢木耕太郎著「深夜特急」より

サンモリッツ~ツェルマットへ>

 サンモリッツ~ツェルマットへ。このあたりはかなり売る覚えの記憶となります。スイス海外バッグパックの旅総集編となります。

 

 スイスには氷河急行という特別な観光列車があります。スイスの端から端までをアルプスの山岳地帯を通りながら列車旅ができる、観光列車です。

 雪の積もる大自然の中や急こう配の山岳地帯を登ります。サンモリッツ~ツェルマットまで270㎞を8時間かけて走破します。ザ・スイスというべき風景の連続で、スイス旅の醍醐味であるこの列車はぜひ一度乗車してみてください。

 

 ツェルマット到着後、街は自動車乗り入れが禁止となっており、馬車や電気自動車のみが行ききできる非常に風情のある街並みです。私は当然ながら貧乏バッグパッカーでしたので、ユースホステルへ泊りましたが、ユースホステルの2階の窓から見える、夜の月明かりに照らされたマッターホルンは今でも心に強く残り続けています

 

 スイスではジュネーブチューリッヒ、アルプスの街やハイキングなどできることはなんでも楽しみました。基本はユースホステルで、それ以外は安宿を探す人生初めての一人海外旅行でした。3週間ほどいろんな地域を転々とし、ようやく慣れてきたころにスイスを離れることになりました。

 スイスはヨーロッパの中でも1,2を争うくらい安全性の高い国です。3週間の間、夜も出歩いたりしましたが、1度も危険な目にあうことはありませんでした。スイスのすぐ上に世界一小さな小国?リヒテンシュタインという国があります。そちらでも数日ゆっくりとのんびりしました。

 

 特段、大きなトラブルもなく最初の海外バッグパックの旅は終わりましたが、この旅をきっかけに様々な国へ出かけることとなりましたー

 次回はギリシャ~イタリア、フランス、スペインを3か月ほどヒッピーの旅をした記憶をご紹介したいと思います。 <続く>

 

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