50歳までにセミリタイアときどきソロキャンプ

私は現在45歳で、49歳12月までにサイドFIREをめざしています。

インド放浪② ガンジス川

 

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インド・ガンジス川・沐浴

 インド・バラナシ(旧ベナレス)の街も喧騒の街と言うに相応しいほどリキシャ―たちのベルが鳴り響きます。牛も人間もリキシャ―も混然一体となった街ですが、ガンジス川に近づくと細い路地が無数に存在し、ハッとした瞬間に広大なガンジス川にたどり着きます。

 

 早朝のガンジス川では子供も大人も、朝日に照らされたガート付近から沐浴をする光景が毎日の日常となります。透明度は無く、とてもきれいな川だとは言えないですが、沐浴される方々には神聖な場所になっているのでしょう。

 

 そういれば「深夜特急」でも、ガンジス川で子供から「かみさまかうか?」と声をかけられていましたが、ほんとに子供たちから「かみさまかうか」と何度も声をかけられました。インドの神様を形どった人形やカードでした。

 

 近くにダシャシュワメートガートがあります。ガートとは沐浴場のこと、沐浴する場所です。ダシャシュワメートガートはいわゆる火葬場なんですが、布にくるまれただけの人間がオープンに火葬されている場所なんです。生きとし生けるものはやがて、死んでいく。そして神聖なガンジス川へ戻るのだそうです。近くにのんびりと牛がその風景を眺めながら、普段と変わりない風景がそこには存在しているのでしょう。

 

 カルカッタのサダルストリート(安宿街)で数週間過ごし、バラナシ(ベナレス)にやってきて、ガンジス川を眺めていると実に穏やかな気持ちになれる瞬間でした。